禅寺の墓掃除

庭掃除で通っている禅寺の住職から、「Mさん、出入りの植木屋、仕事が荒いので、
7月9日の法要までに、何とか墓掃除できないかね～？」と言われた。

うかつに引き受けてしまったが、お寺の敷地1万坪、檀家の数約800。広大な墓地。
見ただけで目眩がする・・。庭掃除仲間に声をかけ、なんとかやるっきゃない・・。

今日は、MさんとHさんが駆けつけてくれた。
まじで親方稼業になってきた。よ～し、シルバーパワー見せてやる・・。



「俺撮るの～？」「いいから、いいから・・。」 

「鎌持って、カメラの方向いて・・。」と言ったら、
「こんなんでいいかね～。」と言ったお茶目なＨさん。

穴掘り

「Mさん、この穴に一緒に入ろうか？」
「いや、まだちょっと早いんで・・。」
「まあ～、遅かれ早かれ、入るようになるからな・・。」とSさんが冗談を言った。

グル―プで庭仕事。70過ぎの元気なSさんと2人で、特大の穴を掘った。
大量の雑草や剪定した木の枝を入れるため、畳1畳、背丈ほどの穴を掘った。

Sさんはベテラン。無理な力は入れず、無駄な動きは一切せずに、穴を掘る。
「Mさん、剣スコの泥、コンクリートに打ち付けて、取らないと掘れないよ・・。」

たかが穴掘りなどと、侮（あな）どるなかれ。

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TOKYO WEED MASTER

TOKYO WEED MASTER BUSINESS REPORT　Pruning & Weeding
（冗談だからね。）



T邸中庭　世田谷・深沢

T邸エントランス　世田谷・代沢

T邸中庭

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雨樋

駐車場のロープ張りを以前頼まれた奥さんから、
「実家の雨どいから雨水があふれて・・。見てくださらない。」と連絡が入った。
昨年も、梅の古木の剪定をした奥さんの実家。合い間をみてスクーターで駆けつけた。

長梯子を軒先にかけ、慎重に雨どいの「集水口」をのぞくと、土が詰まり雑草が生えていた。
太い針金を曲げて、土をかき出すが、相当奥まで詰まっている。
こんな時、知リ合いの山口パイプ工業の「高圧ホース」さえあれば。でもプロじゃないからね。

この家のおばあさんは超ユニーク。建物の脇で心配そうに、杖をついて眺めている。
「私の腕につかまって、ここまで歩きましょう・・。説明しますから。」
「あんた独り者？」
「いえ、所帯もってます。」
「じゃ、だめよ・・。腕につかまるなんて・・。そこから大声で説明して。」

「あの～！雨どいの中に土がたくさん詰まっていて～、取り切れないです～！」
このナナメトイとタテトイ、取りかえないと～だめです～！」

ハナミヅキのある家

桜が散るとハナミズキが満開になる。季節は巡る。
玄関に大きなハナミズキの木、そして広い庭のある家の奥さんから、庭そうじの依頼があった。
庭に放し飼いになっているメス柴の「さくらちゃん」に、1年ぶりに再会。
人なつこい犬で、庭そうじ中付いて回る。「オジサンが好きなの分かるけどさ～。ちょっと邪魔なんだけど・・。」

木の下枝を剪定し、下草を刈り、雑草に覆われた地面が現れると、どこからともなく
雀やムクドリやドバトが現れる。鳥は賢い、地面に這い出た虫達を食べに来るのだ。

延べ2日12時間、一心不乱に掃除した。「さくらちゃん」と「ドバト」や「ムクドリ」と一緒の2日間だった。

新しい鎌

1年間使い、手になじんだ「鎌」は刃が半分になったので、新しい鎌を買い求めた。
今年初めての庭そうじの依頼があった。アパートの裏庭。
草むらから「あまったれジョン君」と「おりこうさんプッチ君」のお墓が出てきた。
入念に掃除してあげた。愛猫「トラちゃん」が亡くなって、もうひと月が過ぎた。

嵐が過ぎて

庭そうじで通う禅寺の、広い墓地の真ん中に、樹齢200年をこえる「松の大木」がある。
この前の大嵐が、長く太い「松の大枝」を引き千切っていった。風の力恐ろしい！

芝生①

「Mさん、庭の芝生を作りかえるので、作業を見学して、芝生の手入れの参考にしてくれない？」
と、洋風の素敵な家にお住まいで、お得意のお医者さんN先生から、連絡が入った。

造園業者の話によると、先生の家の「芝生」が枯れてしまった理由は

①水はけの悪い土　②風通しの悪い場所　にある。
芝は北の植物で、高温多湿を嫌う。解決策として、
①土を取り除き、水はけのよい砂に入れ替え　②芝生の周りに砂利を入れ水はけを良くする
③自動散水装置と扇風機を設置　とゴルフ場並みの大がかりな作業

これから、芝生とガ―デニングが趣味のN先生のお宅に、定期的に通う日がつづく。



水はけの悪い土を取りのぞいて、芝の根が外に出ないように土中にフェンスを張る。

芝生の周りに、排水用の砂利を敷きつめる。

パイライト（黄鉄鉱）を焼きパウダー状にしたものを、底に敷きつめる。水はけを良くする。

踏み固め、この上に砂をのせ、芝の種を撒き、発芽を待つ。

ロープ張り

「駐車場のロープ張り、Mさんやっていただけるかしら？」とお得意の奥さんから連絡があった。
「やったことないけど、何とか・・。」と言って、必要な材料や道具を買いそろえてもらった。
メジャーで位置を決め、ペグにロープをフィッシャマンズ・ノットで結びつけ、木槌でたたき込む。
ロープの中間にも押さえのペグを入れた。2時間ほどでバッチリ完成。
奥さんに「Mさんは何でも出来るのね～。」と言われ、ちょっとうれしかった。

禅寺の朝