雨樋

駐車場のロープ張りを以前頼まれた奥さんから、
「実家の雨どいから雨水があふれて・・。見てくださらない。」と連絡が入った。
昨年も、梅の古木の剪定をした奥さんの実家。合い間をみてスクーターで駆けつけた。

長梯子を軒先にかけ、慎重に雨どいの「集水口」をのぞくと、土が詰まり雑草が生えていた。
太い針金を曲げて、土をかき出すが、相当奥まで詰まっている。
こんな時、知リ合いの山口パイプ工業の「高圧ホース」さえあれば。でもプロじゃないからね。

この家のおばあさんは超ユニーク。建物の脇で心配そうに、杖をついて眺めている。
「私の腕につかまって、ここまで歩きましょう・・。説明しますから。」
「あんた独り者？」
「いえ、所帯もってます。」
「じゃ、だめよ・・。腕につかまるなんて・・。そこから大声で説明して。」

「あの～！雨どいの中に土がたくさん詰まっていて～、取り切れないです～！」
このナナメトイとタテトイ、取りかえないと～だめです～！」