北国からの雪便り [漢詩]
写真同好会BETEP(ヴェーツエル・風)のメンバーCHIEさんから、福島梁川の写真便りが届いた。
梁川には春や秋、何度も足を運んでいるが、冬景色もなんとも趣がある。
それでは、素敵な梁川の風景にふさわしい漢詩を添えて。
唐の詩人、柳宗元作。【江雪】(大川の冬景色)
今の季節にふさわしい詩。枯淡の味わいがある。
一幅の墨絵が、脳裏に浮かぶ漢詩。
◎千山、とり飛ぶこと絶え 万径、じんしょう滅す。
こしゅう、さりゅうの翁、ひとり釣る、寒江の雪に。
◎すべての山々には、飛ぶ鳥の姿も絶え、
すべての小道には、人の足跡も消えてしまった。
一艘の舟に、みのかさをつけた老人が、
寒々とした雪の大河に、釣り糸を垂れている。
*漢文名作選 大修館書店より引用
2010-01-28 08:14
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コメント(3)
maruさんマジックをかけてもらい、写真も喜んでいる事でしょう
漢詩、何だか涙がでそうでした・・
アラスカと梁川の景色を見るとき、何故かいつも
私の頭の中で、溝口肇のチェロが流れています......
そして、溝口の音を聞くと、アラスカと梁川の風景が浮かびます(笑)
by queensalmon (2010-01-28 09:02)
心に静かに染み入る写真ですね。
by maru (2010-01-28 20:38)
梁川の風景と漢詩のコラボレーション、すばらしいです!!
この季節ならではの空気が伝わってきました。
by komichi (2010-01-30 23:14)