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探春 [漢詩]

昼の日差しに、かすかな春の足音を、感じられるようになって来た。
南宗の詩人戴益の「探春」。大好きな春の詩のひとつ。

終日春を尋ぬれど春を見ず
杖藜(じょうれい)踏破す 幾重の雲
帰り来て試みに 梅梢を把って看れば
春は枝頭に在って 巳に(すでに)十分

藜(あがさ)の杖をついて、幾重の雲を踏むように、
一日中春を尋ねたが、春はどこにも見当たらない。
家に帰って試しに梅の枝をとってみると、
春はもう枝の先にやって来ていた。

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わが家の庭にて

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コメント 2

komichi

教えていただいたこの漢詩
「探春」いい詩ですね。

私も日々探春しています。
蕗の薹も顔を出しました。
by komichi (2012-02-27 22:57) 

maru

山茶花と蕗の薹の写真素敵です!
by maru (2012-02-28 03:58) 

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